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たんのう日記 ③

01 27, 2011
入院二日目は5時に起床。
昨夜の21時以降は水分も取ってないしお腹は空くし喉もカラカラ。様々な検査に続き、何も若くなくて良いのにこの日の巡り合わせなのか若い看護婦さんに浣腸をされ、段取りが13時開始の手術に向かって一歩一歩前に。

検査の合間に持参した本の中から宮澤賢治「銀河鉄道の夜」をチョイスして読んだけど、あとで考えたらこれは「死」をテーマにした話。「摘出する胆嚢の中にあるポリープがもし悪性だったら…」という自分のことや、年末にかけて偶然にもほぼ同じタイミングで二人の友人が胃癌の緊急手術したことが頭の片隅にあったのだろうか。

ここで「腹腔鏡下手術」について。
ヘソの下に幅2センチ、みぞおちあたり、右肋骨の下、腹部側面にそれぞれ幅1センチほどの計4ヶ所にメスで切り込みを入れ、お腹に空気を入れて膨らまして内視鏡で内部を確認しながら開けた穴から器具を入れて部位を切除するそうです。お腹を大きく切らずに傷が小さくて済むから、短期間の入院で済むというのがこの手術のメリット。今回はこの方法で胆嚢ごと摘出して石を取り出すと共に、中を開いてポリープなどを確認します。

_0015189.jpg
術後、しばらく寝たきりになると血液中に塊が出来ることがあり、それが起きた上がったときに血管に流れると詰まる可能性があるそうです。それを防ぐためのストッキングを履かされました。色は病院着に合わせたのか、“白"。黒じゃおかしいかもしれないけど、ベージュって選択はないのかなあ…。
自分で言うのも何ですが、キツキツのストッキングで絞り込まれた両足が何となく色っぽい。とにかく初体験を記念にカシャッ。

手術開始5分前。頭にピンクの帽子を被され、スッポンポンになった下半身がスースーする丈の短い病院着の裾を気にしながら担架に乗せられ病室を出発。テレビや映画で観たように天井が連続した後、家人に見送られて入った手術室の中はガランとして寒々しい。初めて実物を見る丸い円盤の下に着くと手術台に移るように言われ手術着の裾を気にしながら移動し、着ていた手術着をまるで正月のかくし芸大会のマチャアキのようにサッと横に引かれて残ったのは、身体の幅に沿うように乗せられた数枚のバスタオルのみ。羞恥心という衣が、一枚一枚脱がされていく気分。

「先生、この子、初めてでしたよね。まだ入って一年目。これからよろしくお願いしますね。」と、足元にいた看護婦が右側の医師(麻酔医らしい)に左側にいる看護婦を紹介。見れば、はいだしょうこ似の目元をした(マスクをしているから他は不明)若い看護婦。妙に落ち着いた気持ちでどうにかなるさと腹を括っていたら、スッと落ちて意識が無くなりました。

朧気に目が覚めたら病室。これから地獄の苦しみ、そして思わぬ事態が発生します。

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あんなかまこと

Author:あんなかまこと
福島県会津若松生まれ。万博の年に東京へ転居。四谷界隈で仕事をし、荒木町で飲んで食べて20年。販売促進広告制作を主な業務に広告代理店を営んできた。今、様々なことをリセットし新しい発見を模索中。

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