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こころ

10 22, 2010
人は相手のことを思い考え行動するものだと思います。しかし対象の心の奥底に潜んでいるものが、何かをきっかけに突然、のどかで平和な海原に氷山が海中からその鋭角な先端を表すように目の前に立ち塞がることがあります。その瞬間、恐れが心を満たしそしてその理不尽に憤りを感じると共に理性を失ってしまいます。理性があればそれをコントロールできますが、「子供」の心のままであればそれも難しいのかもしれません。

そんなことを考えながらこの映画を観ました。黒を10%ほど混ぜた色合いの風景は何の変哲も無く、そこに存在する登場人物の心が投影されることで時に明るくも暗くも感じられます。幸福を求めて彷徨いながら「眼」と「眼」がたがいの真実を探り合い、あるものは愛する人が待つ家に帰り、あるものは破滅へ……。

img_lineup.jpg
「悪人」
監督・脚本は「フラガール」の李 相日(リ・サンイル)。

深津絵里が妻夫木聡に無理矢理抱かれた後、「さっきの国道を曲がった先に出た高校がある。手前には小学校と中学校。そしてその国道沿いに勤めている店がある。子どもの頃から毎日、毎日、その国道を行ったり来たりしてきた。」と、心に何かが点ったように呟きます。

エンディングロールに流れる、舞台となった風景から想起されるスコットランドやアイルランドの民謡のような懐かしく悲しいメロディーがしばらくリフレインしている中、被害者と同じくらいの女の子達のちょっとエキセントリックなハイトーンの声がオーバーラップしながら、何か心に平穏を感じながら映画館を後にしました。

残念なことは、観る前に読みたかった。

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あんなかまこと

Author:あんなかまこと
福島県会津若松生まれ。万博の年に東京へ転居。四谷界隈で仕事をし、荒木町で飲んで食べて20年。販売促進広告制作を主な業務に広告代理店を営んできた。今、様々なことをリセットし新しい発見を模索中。

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